一人暮らしの状態から仕事を休む際、一つ迷うことは実家に帰るのか一人暮らしで療養するかということです。
休職することになった旨を親に伝えると、高確率で実家に帰ってくるよう言われます。
それだけ心配してくれているということで、これに関しては過干渉でもなく当然のことです。
わたしは以前休職した際は一人暮らしのまま療養しましたが、さらにその昔会社を辞めた際には一旦一人暮らしをやめて実家に帰りました。
今回は、実家に帰った際の引っ越しの流れやメリット、デメリットに関してお伝えしたいと思います。
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一人暮らしから実家に帰ったときの流れ
まず、仕事を辞めて実家に帰ることになったとき、彼氏からはなにかと怒られました。
元々は同棲しようなど話していたのにもかかわらず、逆に遠距離恋愛になってしまうからです。
彼氏に言われたことを親に伝えれば、
「駆け落ちするんか!育ててもらった恩も忘れて自分勝手にして!」
など曲解されてまた怒られ、板挟み。
毎日泣いていました。
次第に彼氏の理解も得られるようになり、実家に戻る手続きを進めることに。
水道やガス、インターネット、電気の停止の手続き、電話番号の権利を実家に戻したりなど行いました。
引っ越しの荷物は、すぐに使わないものから段ボールに詰めてちょこちょこ実家に着払いで送らせてもらっていました。
家具などは1年後ぐらいに同棲をしようと当時の彼と話していたので実家に置かせてもらうことに。
自転車などの大きいものはヤマトの単身パックで運びました。
一人暮らしから実家への引っ越しは荷物が少ないので、ヤマトの単身パックがちょうどよくておすすめです。
一人暮らしから実家に帰るメリット
最初、一人暮らしから実家に帰るのはあまり乗り気ではなかったのですが、戻ってよかったと思えることももちろんありました。
金銭的な余裕
誰もが実感する実家暮らしの最大のメリットといえば金銭問題です。
休職していると、傷病手当金を貰っていたとしてもそれだけではカツカツですが、実家に住んでいれば傷病手当金はまるまるお小遣いや貯金に回せるということが大きいです。
実は、お金はうつを治すのに一番効果的な存在とも言われています。
うつで働けない状態のとき、どれだけお金を持っているかが精神状態を左右し、うつの治癒にも影響します。
だらしない生活をリセットできた
一人暮らしをし始めの時はきちんと自炊をして、その都度片付けをしたり当たり前のことが当たり前にできていても、だんだんと生活がだらしなくなってしまいがちです。
特にうつ病になるまでの、酷いストレスを溜めながら働いている期間というのは食後の食器も次に使うまで洗わずそのまま、ずっと掃除機をかけていなくて床は髪の毛だらけなんてこともあります。
休み始めてからはわたしも、お風呂は数日に1回ペースになってしまいました。
そう行った中で、やはり親元に住んでいると生活習慣の悪化は抑えられます。
お風呂もそれなりに毎日入るようになるし、栄養バランスのとれた食事も取りやすいです。
部屋は散らかっても水周りまではそこまで汚れません。
そういった面でも、実家というのはありがたい存在です。
実家のほうがある意味自由だった
これはわたしの場合ですが、当時の彼氏が結構干渉してくるタイプで、SNSをやったり休日ライブに出かけたりするだけでも嫌な顔をされたりしていました。
遠距離恋愛になって、そういったストレスからは解放されました。
ネットで友達を作ってオフ会に行ったりもしたし、バンド活動やコスプレなど色々と趣味の活動に没頭することができました。
一人暮らしから実家に帰るデメリット
冷静に考えれば金銭面は大きいので実家に戻るのはメリットの方が多いように思われます。
しかし、わたしはデメリットも多いように感じました。
家事の負担は案外減らない
実家に戻ればご飯も炊けていて洗濯もやってくれて……というように甘くはありません。
わたしは実家に戻っていた頃、特に仕事をしていなかったときは家事手伝いに徹していました。
自分の分の洗濯やゴミ出しは自分でしていたし、でも家族の分もいっしょに洗濯をしないとチクチク言われることもあるし。
自分のことをやる時間がないぐらい一日中かじをやっていたのに、「なんでこれをやっておいてくれなかったの!?」と言われたときは本当にムカついて涙がでてしまいました。。。
と、愚痴になってしまいましたが一人暮らしの場合は自分一人分の家事をやればOKです。
おかずも少なくていいし、好きなものを作って食べられるし、疲れているときはコンビニの食べ物で済ませることもできます。
しかし、家族全員分となると違います。
自分が作った料理が箸もつけられないとうつ病持ちとしてはかなりこたえます。
食器洗いも家族全員分です。
簡単な家事ができる程度に元気だったとしても、案外精神面の負担も大きいものなのです。
いい歳しても親は干渉してくる
休職中、親に言われることで面倒だったのが
「あんたこれからどうするん?」
「いつ復帰するの?」
「辞めるんやったら早く辞めたらいいんちゃうん?」
など……。
うつの症状が強いうちは大きな判断をするべきではないと言われているのに、あれこれ口出しされるのは面倒です。
働いていないことにもチクチク言われました。
また、良い歳なのに帰宅時刻や泊まりなどにもうるさく言われます。
結婚も早くしろなど急かされます。
通販しすぎ、風呂の使い方が汚い、なにかと小うるさく言われます。
正しい注意もしてくれますが、明らかに理不尽なことも言われます。
これではいつまでたっても鬱陶しい気分は消えません。
わたしの場合は親といてホッとするよりも疲れることのほうが多いように感じます。
参考 体験談!親が厳しい 30代なのに… 彼氏や旅行 一人暮らしなど自分磨き&ライフスタイルプロポーズを断ってしまった
これもわたしのエピソードに限ることですが、遠距離恋愛を始めた時点ですでに交際4年ぐらいになっていました。
もちろんその時点では漠然と
「結婚できたらいいな〜」
ぐらいには考えていたのですが、地元での生活を続けるにつれてだんだんと地元での仕事が楽しくなり頼られるようになってきたり、趣味も充実してきて
「わたしには結婚はまだ早いな」
と考えるようになってきました。
それが次第に、
「結婚怖い、結婚したくない。人のために生きるなんて無理だ。」
になってきて……。
交際10年になってプロポーズも受けましたが、やっぱり前向きに受け取れず、結果として断ってしまった形となってしまいました。
それ以来彼とは次第に連絡を取らなくなりました。
彼には本当に最低で申し訳ないことをしてしまったと思っています。
参考 体験談 プロポーズを断るときの言葉 その後 後悔はするの?自分磨き&ライフスタイル一度実家に戻るとなかなか一人暮らしには戻れない
「一度は実家に戻りなさい」
と、今思えばよくわからないことを言われて実家に戻ったものの、一度実家に戻ってしまうと再度一人暮らしに戻るのはよっぽどのことがないとできません。
地元に戻ると、とりあえず地元で仕事をすることになります。
そのままダラダラと続けてしまって地元で好きにお金を使ってしまい再度一人暮らしをするにも貯金がないという状況に。
当時遠距離の彼氏もいたので、次に家を出るなら結婚するときかなという思い込みもあったけど実際は結婚願望がないし。
結局はわたしは、一旦実家に戻ってから再度一人暮らしに戻るまで約6年かかりました。
結局、どちらの道を選んでも正解になる
挙げてみると実家に帰るデメリットのほうが多く感じますが、実家に戻ったことに関しては結果後悔はしていません。
実家に戻らなければ今の業界で仕事をすることもなかったし、今の彼にも出会っていません。
ブログ活動もしていなかったかもしれません。
そうなると、どちらを選択してもどうにかなるという結論になります。
ただ、自分の意思で決断しなかったことだけは後悔しています。
親や恋人の意見は参考にしつつ、最後は自分で決めることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
参考 体験談!一人暮らしをやめて実家に帰るメリットとデメリット。自分磨き&ライフスタイル
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