わたしは、うつ病による休職期間を退職まで社宅で過ごしていました。
休職し始めた当初は、やっぱり実家に戻った方が良いのかなども迷いました。
参考 体験談!一人暮らしをやめて実家に帰るメリットとデメリット。自分磨き&ライフスタイルしかし、実家に帰ると彼氏にも会いにくいだろうというのが一番の理由で社宅にとどまりました。
とは言え、社宅や寮暮らしで休職をする際には会社の人に会わないかとか、気が休まらないのではないかなど色々不安もあります。
今回は、社宅で休職した際のわたしの体験談を中心に書かせていただきたいと思います。
休職中の寮での生活
社宅での休職生活をし始めて、会社の人に偶然会ったことはほんの数回、片手で数えられる程度です。
幸い、同じ社宅に住む社員の皆さんは優しい人ばかりで、
「元気でいるのを申し訳ないなんて思わないでいいんですよ。」
と言ってくれた後輩も……。
その後輩には思わず泣きついてしまいました笑
とは言え、会社の人には極力遭遇したくなかったし、気配も消したかったので以下のことに気をつけていました。
- 出かけるのは基本、会社の業務時間内。
- 特に出勤、帰宅の時間帯の外出は避ける。
- カーテンは常に閉め切っておく。
- 18時以降は部屋の電気を消してひたすらゲーム
- 外出時おしゃれや化粧は控えめ
- 外出時には必ずマスクをする
マスクは、ちょっとでもわたしだと気づかれないための工夫。
化粧やオシャレも、仕事をしていた頃の自分とのギャップで気づかれにくいかなという考えもあったし、誰かに会ってしまった時に
「お洒落できるぐらいだから元気なんだ、ずる休みか〜」
みたいに思われたくなかったからです。
というのも、うつの症状がきつい時特有の思い込みで、次第にマスクもつけなくなり、普通にオシャレをして出かけるようになりました。
会社の業務時間外に外出しても、そんなに毎回毎回会社の人に遭遇するわけでもありません。
会っても、みんな
「元気そうでよかった」
「またご飯行こう」
など優しく接してくれました。
働いていたとき、本当に頑張って、苦しんでいたのを周りは見てくれていたからこそ、みんな優しく接してくれたのかなと思います。
これが、短期間しか働かず仕事もそんなに大変じゃないのに急に休んでいるようだったら、気まずすぎて本当に誰にも合わせる顔がありません。
社宅で休職するメリット
社宅に住んでいると、まずは休職するかどうかをすごく迷います。
実際にわたしがそうでした。
実家にも戻りたくないけど、このまま社宅で休職するのもどうなんだろう……と。
だけど、言えることは社宅住みだからこそ休職がおすすめ。ということです。
会社に籍さえあれば、賃料も割引されます。
これなら、傷病手当金だけでもなんとかやっていけます。
今まで頑張ってきたのだから、利用できるものは利用しても良いのです。
休職しながら一人暮らし
うつ病での休職とは言え、案外一人暮らしでも大丈夫でした。
自殺の可能性があるぐらいの重症だったら一人暮らしでの休職は避けるべきですが、わたしの場合は希死念慮はあるものの本当に死のうとか思うほどではなかったので。
家事も、意外と自分のことだけなら余裕でできていました。
仕事も行っていないし、食事もごく簡単なのでそんなにゴミ屋敷になることもなく、普通に生活ができていました。
服はずっと同じのを着てオシャレもしないので洗濯も少なく済みます。
これが、実家に帰って家事手伝いになっていたら全然大変だったんだろうな〜と思います。
自分のことだけするのと、家族全員分、気を使いながら家事をするのとは全然違います。
おかずの品数も多いから洗い物も大変だし、家族の好みを考えてご飯を作らないといけません。
自分が作ったご飯を残されたりするとただでさえうつなのにすごく凹みます。
洗濯物のたたみ方にも気を使います。
自分だけのことならうつ病でもなんとかできるけれど、家族全員分の家事をするのはうつ病患者にはとても酷です。
家族がある程度配慮してくれたとしても、
「ずっと寝てるんだからたまには手伝ってよ」と言われたら、うつ病特有の変な被害妄想も出てきたりもします。
休職しても実家に帰らないのはあり?
わたしは、うつで退職し始めてから2週間経ってから親に休職し始めた旨を伝えました。
そうすると、やはりというか「帰っておいで」と言われました。
親としては心配だから当然ですよね。
だけど、実家での休職生活をすると彼氏にも会いにくくなるし療養中にも関わらず行き先も言わず色々外出するのは厳しい我が家では難しいと思われたので、
「でも一人暮らしを続けたい」
と伝えました。
はっきり自分の意思を伝えることで、案外すんなり
「ああそうなの」と意見を受け入れてもらえました。
というか、たとえうつ病でも大人なのだからなんでもかんでも言うことは聞かなくても良いんですけどね。
参考 親の言いなりになってしまう 大人になってもしんどいあなたへ。自分磨き&ライフスタイルまとめ
わたしの場合は、実家に帰らず社宅で一人暮らしを続けていて正解でした。
家族に干渉されず一人でのんびりできるというのは良いものです。
うつ病でも、案外自分のことだけなら仕事もしていないのでなんとかできます。
同じ社宅に住む人が、良い人そうだったら寮や社宅での一人暮らしを続けながら休職するというのも選択肢のうちの一つです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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